こんにちは。
現在オーストラリアにワーホリ中のもろこしです。
新型コロナウイルスが全世界の生命と経済を脅かす中、私は日本に帰国せずオーストラリアで過ごしています。
世界的な感染発生から現在までの状況を少しまとめてみようと思います。
新型コロナウイルスの現状と日本とオーストラリア
現在全世界で新型コロナウイルスの総感染者数は385万人。死亡者数27.9万人。一日の新規感染者が8.7万人です。全世界の人口は77億人です。(2020年5月8日現在)
総感染者数 | 総人口 | 死亡者数 | 1日当たりの新規感染者数 | 感染率 | 死亡率 | |
全世界 | 385万人 | 77億人 | 27.9万人 | 8.7万人 | 0.05% | 7.2% |
日本 | 15663人 | 1億2000万人 | 606人 | 84人 | 0.013% | 3.8% |
オーストラリア | 6846人 | 2500万人 | 93人 | 18人 | 0.027% | 1.3% |
参考にしたのはGoogleの新型コロナウイルスの統計情報です。各国の統計が見れるので面白いです。
COVID19の感染時系
世界と日本の大きな出来事だけ抜粋していきます。
2019年12月下旬 中国で原因不明の肺炎が集団発生
2020年1月13日 タイで中国以外で初の感染者確認
2020年1月16日 日本で初の感染者を確認
2020年1月25日 オーストラリア初の感染者を確認
2020年2月3日 ダイヤモンドプリンセス号が横浜港停泊(その後の検疫で船内感染を確認)
2020年2月27日 日本政府は全国の学校へ休校措置を要請
2020年2月下旬 韓国・イタリアで感染拡大
2020年3月11日 WHOがパンデミック宣言
2020年3月19日 イタリアの死亡者数が中国を上回る
2020年3月24日 東京オリンピックの延期を決定
2020年3月25日 アメリカの感染者が全世界で最多に
2020年4月7日 日本政府は7都道府県に対して緊急事態宣言を発令
2020年4月11日 アメリカの死亡者数が他国を上回る
2020年4月16日 日本政府は全都道府県に対して緊急事態宣言を発令
2020年4月18日 日本の感染者が1万人を超える
オーストラリアの新型コロナ対策
2020年1月25日にオーストラリアで初の感染者の確認、その後のオーストラリアの新型コロナ対策をざっくり表すならば、隔離と封じ込め作戦です。
オーストラリア自体に入国できないようにし、またオーストラリア国内でも州同士の行き来を制限しました。
オーストラリアの政策
2月1日 中国からの入国(トランジット含む)は14日間の隔離に決定・中国への渡航禁止
3月1日 イランからの入国も14日間の隔離実施
3月5日 韓国からの入国も14日間の隔離実施・イタリアからの入国は検疫強化
3月20日 豪政府は全世界からの入国禁止を発表(永住者を除く)
NT州では屋外500人、屋内100人以上の集会の禁止を発表
TAS州は入州制限(14日間隔離)
3月21日 NSWの名所・ボンダイビーチ閉鎖
3月23日 必要不可欠でない施設の閉鎖(レストラン・ジム・クラブ・映画館・図書館など)
3月24日 SA州とWA州入州制限(14日間隔離)
3月25日 日本国総領事館より帰国を検討するようメールが届く
3月26日 QLD州入州制限(14日間隔離)
3月27日 海外から入国時には14日間の隔離実施
3月29日 新型コロナの情報をシェアするアプリを公開
4月1日 緊急でない手術の一時停止
葬式10人以下・結婚式5人以下制限など発表
自宅待機を強く要請(罰金最大11000ドル)
4月3日 QLD州原則入州禁止
4月5日 WA州州境閉鎖
4月24日 感染者減少を受けて、少しの症状でも検査がうけるようにと指示
5月1日 NT州で規制解除に向けて3段階に分けて緩和政策
5月15日~ レストランやカフェの10人以内の着席可
5人以内の家庭訪問可
オーストラリアの経済支援
そして、これと同時にオーストラリア政府は経済支援も行っています。
- Jobkeeper。企業と雇用を守るため2週間ごとに1500ドルの経済的支援(これは永住者向け5~9月まで継続)
- 年金の早期引き出し
- 子育て支援金など
とくに経済支援のないワーホリや留学生にとってはJobkeeperなんてとても羨ましい制度です。
新型コロナの情報提供がすごい
オーストラリアは3月30日から専用のアプリをリリースしました。
- 毎日の感染者数
- 新型コロナ関連情報
- 政府からの新たな政策や支援
- コロナ症状の解説
- コロナ関連相談窓口の案内
など盛りだくさんな内容です。
また、各言語で現在の政策などが読めるようになりました。
Google翻訳だと伝わりにくいニュアンスまできちんと翻訳されているのでとても便利です。
色んな言語に対応しています。
さらにPCサイトでは事細かにその日のコロナウイルスの状況について開示しています。
このあたりの情報開示は徹底的で尊敬します。
政策のかいあってか感染者数は抑えられてきた
新規感染者数はピーク時には1日460人だったのが、4月下旬からは20人前後に落ち着いてきました。
そしてついに5月10日、政府からレストランの規制緩和政策が出ました。
これはかなりの朗報です。
レストランなどの雇用が増えるし、これで感染者数が増えなければほかの規制も緩和されていくことになります。
今後の見通し
オーストラリア政府は3段階の緩和措置を発表しました。
7月まで様子を見ながら経済の回復を進めていく狙いです。
ワクチンや特効薬が無いので完全には終止符を打つことはできませんが、少しずつ収束していくのではと思います。
まとめ
オーストラリアは3月20日の段階で海外からの入国禁止と必要不可欠でない施設の閉鎖を発表しました。
同時に失業者がたくさん出たのですが、永住者に対しては多額な経済支援を行い、自宅待機を強制させた感じです。
ロックダウンからおよそ2か月…
今は規制緩和に向けて動き出しました。
今後の情報もまたまとめられたらと思います。
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