ワーホリにおいて、クレジットカードは現金よりも大切と言っても過言ではありません。
なぜなら
- 海外旅行保険がついている
- 多額の現金を持っていかずにすむ
という2つの大きなメリットがあるからです。
結論から述べるとワーホリにおすすめのクレジットカードは以下の5つです。
クレジットカードを作りたいけどどれがいいのか分からない
ワーホリで必要なの?
ワーホリのように海外に長く暮らすからこそ必要だよ
詳しく解説していくね!
ワーホリでクレジットカードが必要な理由
私がオーストラリアワーホリに行った時、現地でクレジットカードがかなり役に立ちました。
クレジットカードを持っておくべき理由としては以下のとおりです。
- オーストラリアはじめ世界中のお店で使える
- 日本語対応の海外サポートデスクがある
- 海外キャッシング機能で現地で現金が手に入る
- クレジットカードが信用になる
- 海外旅行保険がついている
- ワーホリ申請時の支払いで利用する
- 不正利用に対して補償がある
オーストラリアはじめ世界中のお店で使える
クレジットカードには「VISA」や「MasterCard」「JCB」「American Express」といった国際ブランドが必ずついています。
例えばお店が「VISA」加盟店ならそこでは「VISA」のカードが使えるよ!
特にVISAとMasterCardは世界中でのシェア率が高く、新しくカードを作るならこのどちらか(もしくは両方)を選んでおけば間違いないです。
オーストラリアはキャッシュレス決済が進んでいるのでほとんどのお店でクレジットカードが使えます。
海外サポートデスクがある
海外サポートデスクを利用すると、現地でのホテルやレストラン、フライトの案内などをしてくれます。
また事故、トラブル時の現地警察・医療機関・保険会社などへのアドバイスや手続きなどをしてくれる場合もあります。
カードによって窓口の場所は異なりますが、主要都市に窓口、もしくは電話での日本語サポートがある場合がほとんどです。
海外での「困った」を相談できる心強いサービスだね
海外キャッシング機能で現地で現金が手に入る
海外キャッシング機能がついているクレジットカードであれば現地のATMで簡単に現金が手に入ります。
簡単に言うと借金ですが、返済期限を繰り上げたり一括で返済したりする設定にしておけば、利子を最小限に抑えられます。
むしろ何十万も現金を手元に持っておく事が盗難・紛失のリスクなので、海外キャッシングで必要量を必要な時に引き出すのは合理的です。
ちなみに現地の銀行口座を作ってしまえばその口座宛に海外送金ができるので、それまでのツナギとして一時的に利用すればいいよ
クレジットカードが信用になる(身分証のひとつとなる)
クレジットカードは作る際に審査があるので、支払い能力がないと判断されれば作ることができません。
つまり審査を通ってクレジットカードを手にしているので持ち主に対して「信用」が生まれます。
だから仕事を辞めてワーホリに行く人は、必ず仕事をしている間(定期収入があるうち)に作っておこう!
オーストラリアではパスポート以外の身分証明書としてクレジットカードが有効になる場合があります。
私も実際に銀行口座を作ったり現地の運転免許証を発行する時に提示することで身分証明になりました。
海外旅行保険がついている
海外では海外旅行保険をかけておかないと、病院にかかった時医療費がかなりの高額になります。
実際オーストラリアで病院に行った時、15分間の診察で約1万円かかったよ
そのため大手保険会社が用意している長期滞在用の海外旅行保険があります。
ただ1年間でおよそ18~25万円と保険料がかなり高いのがネックです。
もちろんその分十分な保障内容や現地での支払い不要、日本語対応など手厚いサポートが魅力ではあります。
実はクレジットカードによっては海外旅行保険が3ヶ月分ついているものがあり、しかも保険金額は他のクレジットカードと合算できます。(傷害死亡・後遺障害保険金以外)
残りの9ヶ月は現地の保険やインターネットで入れる保険に入ることで、海外旅行保険料をかなり安く抑えることができます。
おすすめの海外旅行保険はこちらで詳しく説明しています。
健康だし病院には行かないはずだから私には保険は必要ないかな~
海外の医療費は予想以上に高いよ。誰にでも病気や事故の可能性はあるし、医療費を気にして受診機会を逃して悪化するリスクもある。保険は絶対入るべきだよ。
保険金の合算について
他に同種の保険が付帯されているカードを保有されている場合の保険金のお支払いについて
傷害死亡・後遺障害保険金
保険金額は合算されず、最高保険金額が限度となり、各カードに付帯する保険金額に応じて按分されます。ただし、法人カードとそれ以外のカードの場合は、法人カードとそれ以外のカード各々の最高保険金額の合計額が限度となります。
それ以外の保険金
保険金額は合算され、各カードに付帯する保険金額に応じて按分されます。ただし、支払い保険金は損害額が上限となります。
エポスカードホームページより引用
海外旅行保険の適用条件について
旅行開始と同時に保険適応される場合と、条件を満たすようなクレジット決済をすると保険適応される場合(いわゆる利用付帯)があります。
細かい条件はカードによって異なるのでしっかり把握しておきましょう。
ワーホリビザ申請時にクレジットカードを利用する
オーストラリアのワーホリビザ申請はインターネットで行います。
必要事項入力後ビザ代金の支払いがあるのですが、ここでもクレジットカードを持っていると簡単に支払いが終わります。
私の申請時は以下の4つの支払い方法が選べました。
- Debit/Credit card
- Paypal
- UnionPay
- BPAY(Australian bank accounts only)
UnionPayは中国の銀聯カードによる支払い、BPAYはオーストラリアの銀行口座からの支払いです。
ちなみにクレジットカードを持っていない人はPayPalで支払いもできますが、銀行口座の登録をして銀行振替設定をしないといけないので少し時間がかかります。
事前準備なしですぐ支払いが完了するクレジットカードがおすすめだよ
不正利用に対して補償がある
もし…落としたり盗まれたりして不正利用されたらどうしよう…
大丈夫!カード会社に届ければ不正利用に対して補償が受けられるよ!
カードの紛失が分かった時点でカード会社に連絡すればカードの利用を停止でき、不正利用分は補償されます。
現金を落としても補償は効きませんが、クレジットカードなら補償が受けられる、この点がクレジットカードの大きな利点の一つです。
ワーホリにぴったりのクレジットカードの選び方
クレジットカードは沢山の種類がありますが、最低限以下の条件を満たすものを探せばOKです。
- 海外旅行保険が付帯している
- 海外キャッシング機能がついている
- 年会費が無料or安い
- ポイント還元率がいいと尚良し!
ワーホリにおすすめのクレジットカード5種
ワーホリにおすすめのクレジットカードは以下の5つです。
以下のカードはすべて上記の条件を満たしています。
エポス | ライフ | 三井住友NL | セゾンブルー | 楽天プレミアム | |
年会費 | 永年無料 | 1,375円 初年度無料 |
永年無料 | 3,300円 25歳以下無料 |
11,000円 |
海外旅行保険 | 〇* | 〇 | 〇* | 〇* | 〇* |
海外キャッシング | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
ポイント還元率 | 0.5%~ | 0.1%~ | 0.5%~ | 0.2%~ | 1%~ |
年齢条件 | 18歳以上** | 18歳以上** | 18歳以上** | 18歳以上** | 20歳以上 |
VISA | ○ | ○ | ○ | – | ○ |
MasterCard | – | ○ | ○ | – | ○ |
JCB | – | ○ | – | – | ○ |
AMEX | – | – | – | ○ | ○ |
その他の特典 | ナンバーレス | プライオリティパス無料発行 |
**高校生を除く
エポスカード
海外で会った日本人がだいたい持っていたエポスカード。
年会費永年無料なのに手厚い海外旅行保険がついてくるカードです。
海外旅行保険内容
保険の種類 | 保険金額 | 備考(限度額) |
傷害死亡・後遺障害 | 最高3,000万円 | – |
傷害治療費用 | 200万円 | 1事故につき |
疾病治療費用 | 270万円 | 1疾病につき |
賠償責任(免責なし) | 3,000万円 | 1事故につき |
救援者費用 | 100万円 | 会員資格期間につき |
携行品損害(免責3,000円) | 20万円 | 1旅行・会員資格期間につき |
2023年10月1日出発から補償内容が変更となり、今までより保険金額が手厚くなりました!
海外旅行保険を適用させるために必要な条件とは?
旅行保険を適用させるには旅行代金(ツアー料金や交通費等、移動に関する代金)をエポスカードで支払うことが必要です。
具体的には以下のような支払いが該当します。
- 渡航先への航空券代
- 海外旅行先までの乗継便航空券
- 空港に向かう鉄道代金(SuicaやPASUMOなどへのチャージ、定期券利用も含む)
- 空港へ向かうリムジンバス・路線バスの乗車代金
- 海外で乗車した電車やバス乗車代金
- 旅行会社で予約した海外旅行ツアー代金(募集型企画旅行)
ワーホリの場合であれば行先までの航空券代や空港に向かうバスや電車代をエポスカードで支払ってしまえばOKです。
1円以上の決済が行われれば大丈夫なのでだいぶハードルが低いのもいいですね。
エポスカードの強み
- 年会費:永年無料
- 海外旅行保険:最長90日間
- 国際ブランド:VISA
- 海外キャッシング:可
- ポイント:エポスポイント0.5%(利用金額200円で1ポイント付与)
ライフカード<旅行傷害保険付き>
年会費はかかりますが(1,375円・初年度無料)、旅行開始とともに自動で海外旅行保険がつくカードです。
海外旅行保険内容
保険の種類 | 保険金額 |
傷害死亡・後遺障害 | 2,000万円 |
傷害治療費用 | 200万円 |
疾病治療費用 | 200万円 |
個人賠償責任危険 | 2,000万円(免責金額なし) |
救援者費用 | 200万円(免責金額なし) |
携行品損害 | 20万円(免責金額1事故3,000円) |
補償内容が手厚く、海外の主要都市に日本語対応のサポートデスク(窓口)もあり心強いカードです。
万が一の怪我や病気の際も日本語対応の電話サポートがあるので安心です。
正直ポイント還元率が低めなので保険とキャッシング目的で持っておくといいと思います。
ライフカード<旅行傷害保険付き>の強み
- 年会費:1,375円(初年度無料)
- 海外旅行保険:旅行開始とともに付帯、最長3か月間
- 国際ブランド:VISA・MasterCard・JCB
- 海外キャッシング:可
- ポイント:ライフサンクスポイント0.1%~(利用金額1000円で1ポイント付与)
三井住友カード(NL)
三井住友カード(NL:ナンバーレス)も永年無料で海外旅行保険がついてくるカードです。
海外旅行保険内容
保険の種類 | 保険金額 |
傷害死亡・後遺障害 | 最高2,000万円 |
傷害治療費用 | 50万円(1事故の限度額) |
疾病治療費用 | 50万円(1疾病の限度額) |
賠償責任 | 2,000万円(1事故の限度額) |
救援者費用 | 100万円(1年間の限度額) |
携行品損害(自己負担:1事故3,000円) | 15万円(1旅行中かつ1年間の限度額) |
保険適用の条件
下記条件のいずれかを満たした場合補償されます。
- 日本出国前に航空機、電車、船舶、タクシー、バスといった公共交通乗用具(※1)の利用代金を当該カードでクレジット決済いただいた場合。
- 日本出国前に宿泊を伴う募集型企画旅行(※2)の旅行代金を当該カードでクレジット決済いただいた場合。
- 日本出国後に公共交通乗用具(※1)の利用代金をはじめて当該カードでクレジット決済いただいた場合。※1航空法、鉄道事業法、海上運送法、道路運送法に基づき、それぞれの事業を行う機関によって運行される航空機、電車、船舶、バス、タクシーなどをいいます(当該旅行のために乗用するものに限ります)。※2旅行会社が、旅行者の募集のためにあらかじめ、旅行の目的地および日程、旅行者が提供を受けることができる運送または宿泊のサービスの内容ならびに旅行者が旅行会社に支払うべき旅行代金の額を定めた旅行に関する計画を作成し、これにより実施する旅行(旅行業法第12条の3の規定に基づく標準旅行業約款募集型企画旅行契約の部第2条第1項に規定するもの)をいいます。詳しくは旅行代理店にご確認ください。
つまり渡航先の航空券や、空港へのバスや電車代をこのカードで支払ったら条件適応ということです。
三井住友カード(NL)の強み
- 年会費:永年無料
- 海外旅行保険:最長3か月
- 国際ブランド:VISA・MasterCard
- 海外キャッシング:可
- ポイント:Vポイント0.5%~(利用金額200円で1ポイント付与)
- ナンバーレス:カード番号や有効期限が載っていないので防犯対策になる
セゾンブルー・アメリカン・エクスプレス・カード
25才以下なら年会費無料(3,300円・26才以上は初年度無料)なのが魅力です。
海外旅行保険内容
保険の種類 | 支払限度額 |
傷害死亡・後遺障害 | 最高3,000万円 |
傷害治療費用 | 300万円 |
疾病治療費用 | 300万円 |
賠償責任(自己負担:1,000円) | 3,000万円 |
救援者費用 | 200万円 |
携行品損害(自己負担:3,000円) | 30万円(1品あたり10万円限度) |
保険適用の条件
- 旅行前に日本国内にて海外旅行を目的として利用した「公共交通乗用具(リムジンバス・電車・航空券)」や「パッケージ・ツアー(募集型企画旅行)」の料金をこのカード支払うこと
- もしくは、日本国内での使用がなくても、出国後海外で初めて「公共交通乗用具」の料金をこのカードで支払うこと
セゾンブルー・アメリカン・エクスプレス・カードの強み
- 年会費:3,300円/25歳以下無料・26歳以上初年度無料
- 海外旅行保険:最長90日間
- 国際ブランド:アメリカンエクスプレス
- 海外キャッシング:可
- ポイント:永久不滅ポイント0.2%(利用金額500円で1ポイント付与)
セゾンブルー・アメリカン・エクスプレス・カードの公式サイトへ
楽天プレミアムカード
年会費は11,000円と高いですが、海外旅行保険とプライオリティパス、楽天ならではの高ポイント還元率が魅力です。
海外旅行保険内容
保険の種類 | 保険金額 |
傷害死亡・後遺障害 | 最高5,000万円(自動付帯4,000万円/利用条件1,000万円) |
傷害治療費用 | 300万円(自動付帯) |
疾病治療費用 | 300万円(自動付帯) |
賠償責任 | 3,000万円(自動付帯) |
救援者費用 | 200万円(自動付帯) |
携行品損害(自己負担3,000円) | 合計50万円(自動付帯30万円/利用条件20万円) |
保険適用の条件
日本を出国するまでに以下のどれかの料金を楽天プレミアムカードで決済した場合に適応されます。
- 自宅から出発空港までの交通費(公共交通乗用具の運賃)
- 募集型企画旅行の料金
海外空港ラウンジサービス プライオリティパス
楽天プレミアムカードを持っているとプライオリティパスカードが無料で発行できます。
これは世界148カ国600以上の都市や地域で、1,300カ所以上の空港ラウンジ(2019年12月現在)が、無料で何回でも使えるカードです。
空港ラウンジとは
これは韓国のインチョン空港のラウンジです↑
空港にある会員制のラウンジ。
ドリンクサービスやインターネット環境が整っています。
軽食が用意されていたりリクライニングチェアがあったりシャワールームがあったりと、フライトまでの時間を優雅に有意義に過ごすことができます。
会員制なので混み合うことが少なく、落ち着いた空間で待ち時間を過ごすことができるよ~
国内空港ラウンジも使えます
楽天プレミアムカードと航空券があれば国内の空港ラウンジも利用することができます。
楽天プレミアムカードの特徴
- 年会費:11,000円
- 海外旅行保険:最長3か月
- 国際ブランド:VISA・MasterCard・JCB・アメリカンエクスプレス
- 海外キャッシング:可
- ポイント:楽天ポイント1%~(100円で1ポイント~)
- 海外ラウンジサービス:プライオリティパスの無料発行
クレジットカードは複数持ちがおすすめです
- 海外旅行保険の合算
- 盗難・紛失対策
こういった目的でクレジットカードを複数持っておくのがおすすめです。
オーストラリアでは聞かなかったけど、海外のATMではクレジットカードが吸い込まれて出てこない、という事案をよく耳にするよ…
特に年会費が永年無料のエポスカードや三井住友カード(NL)は持ちやすいですね。
国際ブランドがVISAとMasterCardは海外でも加盟店が多く使いやすいので、1枚ずつは作っておくのがベストです。
収入がないと審査が通りにくい場合があるので、定期収入があるうちにクレジットカードを作っておこう
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